アート・デザイン

知的障害のあるアーティストが描きだす作品を「Panasonic Laboratory Tokyo」オフィスエリアのファブリックに展開

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100BANCH 2019年01月11日 11時14分

●プロジェクト概要
知的障害のあるアーティストが描くアート作品をプロダクトに落とし込み、社会に提案するブランド「MUKU」を運営する株式会社ヘラルボニーが手掛ける本企画は、「福祉 × アート」という従来はあまり知られてこなかった分野をビジネスと結び付ける新しい試みです。ヘラルボニーが契約する全国の福祉施設から生まれるアート作品をファブリック等に転用することで、知的障害のあるアーティストの新しい収益構造を実現します。また、本事業に参画することによりSDGs及びCSRに寄与する先駆的な企業としての発信も可能となります。

今回アート作品が転用されたのは汐留の浜離宮ビルの6階、Panasonic Laboratory TokyoのIdeation lounge。本ラウンジは、通勤などのストレスをリセットし、独創のインスピレーションを得る場として2018年12月にオープンしました。オフィス内でも緑を感じられるようにオフィス用植物が導入され、川のせせらぎの音が流れるこのラウンジは、浜離宮ビルに通勤するパナソニック社員の憩いの場所として利用されています。

今回オフィスに転用された2つのアート作品は、ヘラルボニーが契約を結ぶ、るんびにい美術館に所属するアーティスト、工藤みどり氏と佐々木早苗氏による作品。るんびにい美術館は岩手県・花巻市の社会福祉法人光林会が運営する、アートと憩いの空間。知的障害のあるアーティストが数多く所属しており、アートを通してボーダーレス(境界のないこと)な社会を目指しています。
 

  • るんびにい美術館

 


<アーティスト紹介>
佐々木早苗氏|採用作品「無題」

絵のみならず織り物、切り紙、刺繍など、いずれも緻密で色彩と構成の妙に富む様々な表現をおこなって来ました。そして現在彼女が打ち込んでいるのは、通販カタログを1ページずつ、ボールペンの不思議な書き込みでじわじわと埋め尽くしていくこと。彼女は一つの仕事に数か月から数年集中して取り組んだあと、不意にやめて別の仕事に移るのが常です。

工藤みどり氏|採用作品「無題」

ある時はふわふわと、夢見るように周囲の誰かに笑顔で話しかけていたり。またある時は、一人自分の内側の世界に深く意識を沈めていたり。工藤氏のまなざしは、彼女の心だけに映る何かを追いかけてたゆたいます。心を満たす幸福なイメージが浮かぶのか、それとも痛みや悲しみを心に映さないようにするためなのか、工藤氏の制作は、瞑想から生み出されるような果てしなさがあります。
 
  • 株式会社ヘラルボニー について

「異彩を、放て。」をミッションに掲げ、福祉を起点に新たな文化を創ることを目指す企画会社。知的障害のある方のアート作品をプロダクトに落とし込み、新しい価値の提案を目指すブランド、「MUKU」の運営や、建築現場の仮囲いに知的障害のあるアーティストのアート作品を転用する全日本仮囲いアートプロジェクト、知的障害のある方の兄弟が集まるコミュニティづくり等の自社事業も展開しています。
ホームページ: http://www.heralbony.com/
 
  • 100BANCH について

「100年先の世界を豊かにするための実験区」というコンセプトのもとに、これからの時代を担う若い世代とともに新しい価値の創造に取り組む活動です。再開発の進む渋谷川沿いの倉庫を1棟リノベーションして作られた空間で、1階はカフェ・カンパニーが企画・運営する未来に向け新たな食の体験を探求するカフェスペース「KITCHEN」、2階は35歳未満の若いリーダーのプロジェクトを推進するアクセラレーションプログラム「GARAGE program」などがメインで行われるワークスペース「GARAGE」、3階はパナソニックが次の100年を創り出すための未来創造拠点であり、夜や休日にはワークショップやイベントが行われるコラボレーションスペース「LOFT」から構成されています。
ホームページ: http://100banch.com/
 
  • るんびにい美術館 について

るんびにい美術館は、社会福祉法人光林会が運営するアートと憩いの空間です。アートを通してボーダレス(境界のないこと)を目指しています。
https://www.kourinkai.net/museum-lumbi/
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