医療・福祉

日本でいち早く水上安全法を普及 水の事故から身を守る知識を習得しよう

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日赤 2019年07月12日 14時32分
1.【クイズ】 身の回りに潜む水の事故の脅威
皆さんは、日常生活における水の事故について、どの程度ご存知でしょうか。どの程度の水の量で、水の事故は発生しうるでしょうか。


1. コップ1杯の水
2. バケツ1杯の水
3. プールの水

答えは、「1.」です。
学校へのプール設置のきっかけも「水の事故」コップ一杯(鼻と口をおおうだけ)の水で、いつでもどこでも事故は起こりうるのです。

2.学校へのプール設置のきっかけも「水の事故」
学校にはプールが併設されていたという方が多いと思います。
文部科学省によれば、公立の小学校で58.5%、中学校で47.1%の学校にプールが設置されています(2015年度)。
1955年の紫雲丸事故で、修学旅行中の多数の小中学生が水難事故に遭ったことなどにより、水泳教育の必要性に拍車をかけたともいわれています。
日本では1955年の学習指導要領には、水泳を授業で行うことが明記され、1968年から授業に水泳が取り入れられました。こうして全国の小学校にプールが設置されていき、水の事故への対策が進みました。しかし現在も、海や川などでの水の事故は年に500件以上も発生しています。(2017年、警察庁調べ)

 


3.日赤は、80年以上前より水の事故から身を守る講習を実施
日赤は1933年に海や川、プールなど水辺でおきる事故などに対する応急処置や予防法の普及をはかり、水による犠牲者を一人でも少なくしようと、水上救助法の普及を開始しました。
戦後は、赤十字水上安全法に改称し、アメリカ赤十字社から指導協力を得ながら、再び国民に伝えていきました。
以降、着衣泳や監視など社会のニーズに対応しながら、時代と共に講習内容を改訂してきました。今も日赤では、各都道府県支部にて、「赤十字水上安全法講習」を行い、水と親しみ、水の事故から生命を守るための知識と技術を伝えています。


4.講習の種類と学べる内容
<救助員I養成講習>
講習内容: 水の活用と事故防止、安全な水泳と自己保全、安全管理と監視、救助、応急手当

<救助員II養成講習>
講習内容:海、河川および湖沼池での事故防止、安全な水泳と自己保全、安全管理と監視、救助、応急手当

・そのほか受講者のニーズに合わせた短期講習もあります。


 学べる内容(一例)
●遊泳時の注意
・誰もいない場所では一人で泳がない
・初めての場所では泳ぐ場所の確認をする
・暗くなったら泳がない
・真夏の炎天下では長時間泳がない
・泳げない人は、浮輪などで深いところへは行かない
・悪ふざけや溺れたまねをしない
・泳ぎに行く時は行き先や帰宅の予定時刻を家の人に言っておくなど
 

●溺れた人の救助
救助は一人よりも複数で、水中に入らず陸上から、道具を用いたほうが安全です。
あらゆる状況や条件を想定して、最善の方法を判断することが大切です。
溺れた人に一番近いところから身近なものを差し出したり、投げたりします。
つかまらせたら、陸の方に引きよせます。
引きよせる時は周囲の協力を得て体をつかまえてもらったり、可能な限り重心を低くして自分自身の安全確保にも留意します。

5.4月から講習教本をリニューアル


今年4月から、講習で使用する教本を改訂し、これまでのノウハウを活かしつつ、さらに知識と技術を充実させた内容となっています。受講者のニーズである監視など安全管理の内容を充実させました。
また、気象に関する知識やプールや海、河川のチェックポイントなども加わり、より水の事故防止や自己保全など、安全に水と親しむことの大切さを伝える内容になっています。



6.赤十字水上安全法講習の問い合わせ先
「赤十字水上安全法講習」は、全国にある日赤の各都道府県支部が実施しております。講習の開催予定、お申込みや受付などにつきましては、日赤の各都道府県支部へお問い合わせください。

連絡先は、下記リンクをご覧ください。
http://www.jrc.or.jp/search/study-link/index.html


○赤十字 WEB CROSS 電子講習室(eラーニング)


クイズと動画で赤十字講習の一部をご覧いただけるeラーニングも行っております。
下記リンクよりご参照いただけます。 http://www.tokyo.jrc.or.jp/application/webcross/index.html
 
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